2007年 06月 30日
綿毛生きるとは手をのばすこと幼子の指がプーさんの鼻をつかめり
親子という言葉見るとき子ではなく親の側なる自分に気づく
たんぽぽの綿毛を吹いて見せてやるいつかおまえも飛んでゆくから
特に「たんぽぽの…」が好きだ。
そもそも新聞の書評でこの短歌が紹介されているのを見て、「いいな」と思い、読んでみたくなったのだった。
紹介されているのが他の短歌だったら、読もうという気にならなかったかもしれない。
そう考えると、これもひとつの「縁」。出会った短歌すべてとはいかなくても、心に残ったものくらいはずっと忘れずにいたい。
たんぽぽの種がどこに落ちるのか……それは「運命」という風しか知らない。
人間の場合も同じ。
親にできるのは祈ることだけだ。どうか、その場所でたくましく生きていって欲しい、と。
親業はこれくらいのスタンスでいなくちゃいけないんですよね。
ああ、反省です。
なかなか更新できませんが、訪問ありがとうございます。
この「たんぽぽの」いいですよね。もう暗記してしまいました。
飛んでいくのは淋しさもあるけど、「飛んでくのやだ」なんていわれるよりはいいですよね。