日々の出来事、言葉との出会いを綴っていきます。何年後かの自分のために。

by usagi-kani

「修羅の刻」

好きな漫画は数多いが、読み返した回数ならおそらく「修羅の門」「修羅の刻」が最多だろう。文字が少なくて読みやすいせいもあるのだろうが(文字が多いと読むのが面倒臭くて、読み返しても途中で止めてしまったりする)、何回読んでも飽きない。間違いなく名作だと思っている。
さて、「修羅の刻」の中でも好きなのは「信長編」と「雷電編」。
特に「雷電編」の次のシーンは印象的。
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葉月は否定しているが、兵衛の父親は雷電なのだろうと私は思っている。
では、葉月は嘘を言っているのか。
いや、嘘ではない。雷電が愛したのは葉月ではなく、「強い陸奥」。それを理解しながら二人(雷電と葉月)は抱き合ったのだ。生身の人間を愛して抱き合ったのではないから、それは浮気ではない。
とは言え、葉月は雷電が好きだった。だから、寂しい表情をしているのだろう。
見方によっては、葉月は「強い陸奥」を生むための道具にされたとも言える(雷電は葉月を愛してはいない。彼も強い相手と戦いたいだけの「馬鹿」なのだ)。それでも彼女に後悔はないだろう。愛する男の夢を叶えたのだから…。
そんなふうに私は思うのだが、他の読者はどうなのだろう?
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by usagi-kani | 2015-01-24 21:02 | Comments(0)