2012年 07月 21日
ツバメにだってドラマはある。時には人間以上のドラマが。せっかくの新しい家が汚れるのも嫌なので、どうしようか迷ったが、結局軒を貸すことにした。
ある朝、雛たちの元気な声が聞こえてきたが、その日の夕方には4羽とも巣から落ちて(落とされて)死んでいた。
その後も親ツバメたちは巣を利用していた。
新たに卵を産んだのかもわからないでいたのだが、ある日、巣から可愛らしい(うるさい?)さえずりと小さな頭が!!
どうやらまた雛がかえったようだ。
今度は子育ても順調で、巣からのぞく雛の頭がどんどん大きくなっていくのがわかる。
飛び立つ日も近いだろう。
なぜ最初の子供たちを落としてしまったのか。
これはあくまで私の推測なのだが、最初の雛と今度の雛は父親が違うのではないだろうか。つまり、こういうことだ。
最初は、雄ツバメAと雌ツバメで巣作りをしていた。
ところが、卵がかえる前後で雄ツバメAが何らかの事情で死んでしまう。
後に現れたのが、雄ツバメB。Bと雌ツバメはカップルになる。
Bは自分の子を雌ツバメに産んでもらいたい。
そのためには前の雄の子供は邪魔(子育てが終了するまで次の子は産めないだろうから)。
そこで、子供たちを巣から落としてしまったのではないか。
そして、今度は自分の子を産んでもらい育てている。……
安っぽいTVドラマのようだが、子育て中のメスは発情しないので、自分の子を産ませるために前のオスの子を殺してメスを発情させる、という動物がいることを以前何かで読んだ記憶がある。
だから、案外真実かもしれないと自分では思っているのだが……。