2013年 11月 24日
「I was born」授業ノートこれを授業で扱うのは3度目のはず。毎回素晴らしい詩だなと思う。
今回の詩の授業は「同じ詩を読んでも人によって受け取り方は違うんだなぁ」というのを実感してもらうことに主眼を置いた。だから、感想を記入したカードの回し読みなども行ってみた。
授業中も挙手させて各人の読み取りの違いを確認しながら進めた。
「I was born」で言えば、「白い女」という言葉ひとつとってもイメージが違うことを理解してもらうために手を挙げてもらった。「白い服を着た女」65%、「色の白い女」35%といったところ。
また、「父親が『僕』に蜉蝣の話をした理由」については、「確かに、自分の意志で生まれてくるのではないかも知れない。だが、親は自分の命を犠牲にしても子を産む。その重さを考えて積極的に生きて欲しい、と伝えようとした」が80%。「いや、自分の意志でないというのは間違いだ。子供は親を苦しめてでも、時には親の命を奪ってでも生まれようとして生まれてくるのだ、と伝えようとした」が20%。もちろん、どちらも間違いではないのだから自分の読みを大切にするようにと話した。